おさるのジョージの黄色いおじさんはなぜ黄色?映画で明かされた驚きの理由とは

―映画で明かされた“笑える理由”と、絵本から読み解く3つの推測―
「おさるのジョージ」といえば、好奇心いっぱいのジョージと、それを優しく見守る“黄色いおじさん”のコンビが有名ですよね。でも、こんな疑問を持ったことはありませんか?
どうして、あのおじさんは全身黄色なの?
実はその理由、2006年に公開されたユニバーサル映画『CURIOUS GEORGE』で語られているんです。しかも意外すぎる、思わず笑ってしまうような内容でした。
今回は映画で明かされた「黄色の理由」に加えて、原作絵本から読み解ける3つの推測も紹介。黄色いおじさんの“黄色”に隠された秘密を深掘りします。
映画で明かされた「黄色の服」の意外な理由
映画『CURIOUS GEORGE』では、黄色いおじさんに初めて名前が与えられます。その名も 「テッド」。
ニューヨークの博物館に勤務する、ちょっとおっちょこちょいな青年です。
彼が大好きな博物館は、経営難により閉鎖され、駐車場に建て替えられる危機に直面。テッドはそれを阻止するため、伝説の秘宝を探しにアフリカへと旅立つ決意をします。
その準備のため訪れた探検グッズ専門のショップで、事件は起こります。
店員は、店長から **「黄色のスーツを72着売れ!」**という無茶なノルマを課されていました。そこへ現れたのが、何も知らないテッド。
そして店員のセールストーク。
「今、時代は黄色だぜ!」
まんまとこの言葉に乗せられたテッドは、上下黄色のスーツ、黄色のブーツ、黄色の帽子、白黒水玉のネクタイという、あの“伝説のコーディネート”を購入してしまいます。
つまり、あの黄色い服の正体は──
在庫処分のセール品。
という、まさかすぎる事実だったのです。
黄色だったからこそ、ジョージと出会えた
ですが、物語はここで終わりません。
奇抜な黄色の服を着たテッドに、好奇心旺盛なジョージが興味を持ち、こっそり後をつけてしまいます。
その結果、ふたりは出会い、長い付き合いが始まるのです。
つまり、黄色じゃなかったら出会っていなかった。
黄色い服はただの“変な格好”ではなく、ふたりを結ぶ運命のきっかけとなったのです。
テッドも「変な格好」と自覚している
映画の中で、周囲の人々はテッドの格好に「なんだその服!」と大爆笑。テッド本人も「ちょっと変かも…」と感じています。
それでも彼はその服を着続けている。
それはきっと、**ジョージと出会えた“ラッキーな服”**だから。
今では彼にとって、黄色い服は一種のゲン担ぎになっているのかもしれません。
原作絵本ではなぜ黄色だったのか?3つの推測
映画では偶然の産物として描かれた黄色の服ですが、原作絵本では別の意味合いがあると考えられます。ここからは、絵本の表現や時代背景から読み解ける3つの推測をご紹介します。
理由その1:目立つ存在として描くため
『おさるのジョージ』の原作絵本は1941年にアメリカで出版されました。まだアニメーションやフルカラー印刷の技術が限られていた時代、キャラクターを印象づけるには、単純で分かりやすい色使いが求められていました。
黄色は、子どもにも認識しやすく、明るくて目立つ色。
ジョージの相棒である“大人”を黄色で統一すれば、誰が誰かを一目で識別できるという狙いがあったと考えられます。
理由その2:ジョージと対照的な存在としての黄色
ジョージの毛色は茶色。自然で落ち着いた色ですよね。
一方で黄色は、人工的・都市的・鮮やかで目立つ色。
この対比によって、
「ジョージ=自然」「黄色いおじさん=人間社会」
という構図が描かれていると捉えることもできます。
黄色いおじさんは、社会のルールや秩序を持ち込む“導き手”であり、ジョージがそれを少しずつ学んでいくという物語の軸にもつながっているのです。
理由その3:作者夫妻が黄色を好んでいた?
これはあくまで推測ですが、原作の作者であるレイ夫妻(マーガレットとH.A.レイ)が黄色を特に意識していた可能性もあります。
実際、絵本の表紙や挿絵には黄色が多く使われており、子どもの目を引くデザイン戦略として黄色が選ばれていたとも考えられます。
「黄色い服の男」は、読者の視線を集めるビジュアル的な工夫だったのかもしれません。
まとめ:黄色は偶然。でも意味のある“必然”になった
映画では、「店員に売りつけられたから」という笑ってしまう理由で黄色い服を着たテッド。
けれど、その偶然がジョージとの出会いを生み、人生を変えることになります。
絵本では、黄色は目立つため・対比のため・子どもを引き込むための色として用いられていた可能性があり、単なる“色”以上の意味を持っていたと考えられます。
たまたま選んだ色が、大切な出会いを引き寄せることもある。
そう思うと、黄色いおじさんの黄色は、笑えてちょっと感動的なストーリーを語っているのかもしれませんね。
あなたも今日は、黄色い服を着てみたら、新しい出会いがあるかも?