3分で簡単に学ぶプラトン

プラトンについて3分程度の記事で簡単に説明します。

生まれ

紀元前427年〜347年にかけて活躍した古代ギリシアの哲学者です。ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師です。

何をした

彼の思想は西洋哲学のベースとなり、今日でも影響を与え続けています。特に「イデア論」が重要です。

イデア論

イデア論は、私達がいる現実の(物理的な)世界とは別に、完全で永遠の「イデア」の世界が存在するという哲学的概念です。

例えば、「直線」の概念を考えると、定義は「２点を通り両方が延々に伸びる真っすぐな線、太さを持たない」であり、私たちの頭の中で直線は存在します。しかし、現実的な世界では、定義を満たす直線は存在しません。このように、物理的な世界には存在しないものの、イデアは私たちの頭の中で完全な形として存在するのです。

そして、イデアを理想とし、材料(質量)によって物(形相)がつくられ存在していると考えています。

イデア論は、正義や美といった抽象的な概念にも適用され、イデアの世界を理解し、それに基づいて行動できる哲学者であるべきだと考えたのです。

イデア論の影響

イデアを理想とし、物がつくられて存在しているというイデア論の考え方は、万物は神がつくったと考えるキリスト教と密接に結びつきます。そして、キリスト教が西洋で影響力を増すとともに、良くも悪くも形を変えながら、今日まで影響を与えています。

まとめ

プラトンは紀元前に活躍した哲学者で、理想の世界であるイデアを提唱した。それは、今日までキリスト教とともに影響している。

Daichan

情報を集めることが大好き。集めた情報を紹介しようとブログ開設。三度の飯より調べたい。本業は一部上場企業の技術系係長。2019年より投資を始める。2児の父。