アイスクリーム/ソフトクリーム/アイスクリン/シャーベット/ジェラート/氷菓の違い
暑くなってくる時期に食べたくなるのが、アイスクリーム等です(冬にコタツで食べるのもいいですね)。
でも、それらの違いをあまり分からないまま食べてたりしますよね。美味しく食べながら、少し賢くなるために、それぞれの特徴を紹介します。
結論から言うと
- アイスクリームは、乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上のもの
- ソフトクリームは、アイスクリームの-5〜7℃バージョン
- アイスクリン・シャーベット・ジェラートは、乳脂肪分3%未満の氷菓
- アイスクリンは鶏卵・脱脂粉乳が使われている
- シャーベットは英語、ジェラートはイタリア語
アイスクリーム、ソフトクリーム、アイスクリン、シャーベット、ジェラート、氷菓の特徴
それぞれの特徴を見ていく前に食品衛生法上のアイスクリーム類と氷菓の分類について成分規格からみた表を示しておきます。乳固形分と乳脂肪分の率によって名称が変わる事が分かります。
種類別名称 | 乳固形分 | うち乳脂肪分 |
アイスクリーム | 15.0%以上 | 8.0%以上 |
アイスミルク | 10.0%以上 | 3.0%以上 |
ラクトアイス | 3.0%以上 | – |
氷菓 | 上記以外 | – |
アイスクリーム
アイスクリーム(英: ice cream)は、牛乳などを原料にして、冷やしながら空気を含むように攪拌してクリーム状とし、これを凍らせた菓子である。そのうち、柔らかいものは「ソフトクリーム」と呼ばれる。
アイスクリームwikipedia
冒頭で示した通り、食衛生法上、アイスクリームは乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上のものです。-30℃以下で急速冷凍され、-25〜30℃で保管、-18℃以下で販売されます。私が一番好きなのは、口の中で絶妙にチョコレートが溶けていくパルムです。
ソフトクリーム
ソフトクリーム(Soft cream)は、牛乳などを主原料として作られた柔らかい食感の食べ物。コーンカップ(アイスクリーム・コーン)の上に入れて食べることが多い。
英語では”soft serve ice cream”及びこれを略して”soft serve”または”soft ice”などと言い、「ソフトクリーム」は和製英語である。
ソフトクリーム wikipedia
アイスクリームと中身は同じですが、柔らかさのために温度が-5〜7℃です。みんな大好き明治から出ている「うずまきソフト」は温度で言うとアイスクリームに該当するんですね。サービスエリアや旅行先で無性に食べたくなりますね。
アイスクリン
乳脂肪分3%に満たないため分類上は氷菓になります。食べた感想は、少しだけシャリシャリとした食感で乳製品特有のコクが少なく、あっさりとしてます。
露店で売られているものは、アイスクリンが多い印象です。年のせい?
オハヨー乳業株式会社から「昔なつかしアイスクリン」という商品が発売されています。懐かしい味なので、子供の時のお祭りを思い出しますね。
シャーベット
こちらは氷菓に該当するものが多いです。食べた感想としては、シャリシャリとした食感で、フルーツを使った味が多いので、暑い!さっぱりしたい!という時にぴったりです。最後のほうは食べたというより飲むに近いです。
ジェラート
こちらは氷菓かアイスミルクに該当する事が多いです。ジェラートはイタリア語です。食べた感想としては、アイスクリームと比較して、中身が詰まっている感じがあります。一方でさっぱりしているものが多いです。
まとめ
冒頭の結果をもう一度お伝えします。
- アイスクリームは、乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上のもの
- ソフトクリームは、アイスクリームの-5〜7℃バージョン
- アイスクリン・シャーベット・ジェラートは、乳脂肪分3%未満の氷菓
- アイスクリンは鶏卵・脱脂粉乳が使われている
- シャーベットは英語、ジェラートはイタリア語